大分県知事選の話題で知事の名前を見かけたものの、どんな道のりを歩んできた人なのか、人に説明できない。調べてみても、ページごとに学歴や肩書きの書き方が違っていて、どれが確かなのか迷いますよね。
佐藤樹一郎氏の経歴は、1980年に東京大学を卒業して通商産業省に入り、2012年にJSR株式会社へ入社し、2015年に大分市長、2023年に大分県知事となる流れです。参照する資料は、RIETIの略歴が2009年7月13日までの情報と2015年10月時点のもの、大分県のプロフィールが2023年4月28日更新のものと、時点がそれぞれ異なります。
- 官僚から民間、市長、知事へ進んだ流れを年表で確認できます
- 生年月日は昭和32年11月28日で、出身は大分市です
- 2023年4月9日投開票の知事選では、安達澄氏との一騎打ちを制して初当選しました
- 2023年4月28日に大分県知事に就任しました
佐藤樹一郎の経歴を年表で見ると?
佐藤樹一郎氏の経歴は、官僚、民間企業、大分市長、大分県知事の順に進んでいます。
次の表は、経済産業研究所(RIETI)の略歴と大分県公式サイトの記載を並べた年表です。
| 年 | 経歴 | 記載のある出典 |
|---|---|---|
| 昭和51年 | 大分雄城台高校卒業 | 大分県(特集ページ) |
| 1980年 | 東京大学卒業、通商産業省に入省 | RIETI、大分県 |
| 1995年 | 在サン・フランシスコ日本国総領事館領事 | RIETI、大分県(特集ページ) |
| 2006年 | 中部経済産業局長 | RIETI、大分県 |
| 2007年 | 経済産業研究所副所長 | RIETI |
| 2009年 | 中小企業庁次長 | RIETI、大分県 |
| 2010年 | 日本貿易振興機構(JETRO)ニューヨーク事務所長 | RIETI、大分県 |
| 2012年 | JSR株式会社に入社 | RIETI |
| 2015年 | 大分市長に就任 | RIETI、大分県 |
| 2023年 | 大分県知事(1期目) | 大分県 |
佐藤樹一郎の生年月日・出身高校・学歴は?
佐藤樹一郎氏は昭和32年11月28日、大分市生まれで、東京大学を卒業しています。
生年月日は、大分県公式サイトのプロフィールページに昭和32年11月28日、大分県大分市生まれと掲載されています。県の特集ページは昭和32年(1957年)大分市生まれ、RIETIの略歴は1957年大分市生まれとしています。
出身高校は、県の特集ページに昭和51年大分雄城台高校卒業と記載されています。
大学については、県のプロフィールページが昭和55年(1980)東京大学卒業と記し、RIETIのプロフィールは1980年3月に東京大学経済学部を卒業したとしています。
佐藤樹一郎は通産省(経済産業省)でどんな役職を歴任した?
佐藤樹一郎氏は1980年に通商産業省へ入り、課長や局長を経て、2009年に中小企業庁次長を務めました。
通商産業省は現在の経済産業省にあたり、入省は1980年4月で、最初は立地公害局公害防止企画課に配属されました。RIETIのプロフィールに載る主な役職は次のとおりです。
| 時期 | 役職 |
|---|---|
| 1998年6月 | 基礎産業局アルコール課長 |
| 2000年6月 | 近畿通商産業局総務企画部長 |
| 2002年7月 | 資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部省エネルギー対策課長 |
| 2004年6月 | 産業技術環境局産業技術政策課長 |
| 2006年1月 | 中部経済産業局長 |
| 2007年7月 | (独)経済産業研究所の副所長 |
経済産業研究所(RIETI)では2007年7月に副所長に就任し、2009年7月13日まで務めました。2009年の中小企業庁次長は、RIETIの2015年10月時点の略歴と大分県のプロフィールの両方に書かれています。大分県のプロフィールには、省エネルギー対策課長(2002)、産業技術政策課長(2004)、中部経済産業局長(2006)も掲載されています。
佐藤樹一郎はJSR株式会社にいつ入社した?
佐藤樹一郎氏がJSR株式会社に入社したのは、2012年です。
RIETIの2015年10月時点の略歴では、2010年に日本貿易振興機構ニューヨーク事務所長を務めたあと、2012年にJSRへ入社し、2015年4月に大分市長に就任したと書かれています。官僚から民間企業へ移り、その後に市長となった順序です。JSRでの役職は、2026年10月26日時点の調査では公表情報が見つかっていません。
佐藤樹一郎の大分市長時代の経歴と取り組みは?
佐藤樹一郎氏は2015年4月に大分市長に就任し、8年間務めました。
就任会見で佐藤氏自身が述べたのは「8年間」で、県の市長会の会長も務めたと話しています。記者は質問のなかでこの期間を「2期8年」と表現し、自民党は、佐藤氏が大分市長を2期務め、地方自治の実績などを訴えて知事選を戦ったと発表しています。「2期8年」は、知事自身の経歴記載ではなく、記者の表現と党の発表を合わせた言い方です。
市長選の初当選の日付と2期8年の主な実績は、2026年10月26日時点の調査では公表情報が見つかっていません。
2023年の大分県知事選で佐藤樹一郎は誰と争った?
佐藤樹一郎氏の対立候補は、元参院議員の安達澄氏で、結果は佐藤氏の初当選でした。
2023年3月23日に告示された大分県知事選には、いずれも無所属の新人で、元参院議員の安達澄氏(53)と元大分市長の佐藤氏(65)の2人が立候補しました。佐藤氏は自民党と公明党が推薦する新人で、野党統一候補との事実上の与野党対決の構図でした。投票日は4月9日で、即日開票でした。
自民党の発表によると、佐藤氏は7万票近い差をつけて初当選しています。この知事選は、2023年の統一地方選前半戦として4月9日に投開票されたものです。
佐藤樹一郎はいつ知事に就任し、どんな方針を述べた?
佐藤樹一郎氏は2023年4月28日に大分県知事に就任しました。
就任会見では「本日付けで、知事に就任いたしました」と述べています。
大分県の特集ページによると、就任時に掲げたのは「安心元気」「未来創造」「共生社会」の3つの視点で県づくりに取り組むという方針です。当選後には、広瀬勝貞知事が20年間引っ張ってきた県政を継承し発展させたいと語り、農林水産業や観光の振興、災害に強いまちづくりなどに国や18市町村と連携して取り組みたいと抱負を述べました。
市長経験とのつながりについては、大分市長として8年間取り組んだ経験を生かして県政運営に当たると述べています。また、知事選では初めて県内を17日間かけてくまなく回ったとも話しました。
大分県知事選の出馬要請の報道は確認できる?
佐藤樹一郎氏への出馬要請は、報道の内容も時期も、2026年10月26日時点の調査では確認できていません。
確認できるのは、告示日の2023年3月23日に、自民党の茂木敏充幹事長が大分県知事選の佐藤候補の出陣式に駆け付けたという自民党公式サイトの記事です。
佐藤樹一郎の経歴を調べるとき、どの出典を見ればよい?
大分県公式サイトのプロフィールは、2023年4月28日に更新された情報です。
RIETIのプロフィールは、在籍時である2009年7月13日までの情報で、現在の情報とは異なる場合があると注記されています。2015年10月時点のRIETIの略歴は、大分市長を「現職」としていた時期のものです。
大分県のプロフィールには、2023年に大分県知事(1期目)と載っているほか、趣味は音楽鑑賞、自転車、読書、座右の銘は「己こそ己の寄る辺」と掲載されています。特集ページでは、特技が少林寺拳法(2段)と記されています。
参考にした情報
- [経済産業研究所「佐藤 樹一郎 | RIETI 研究員プロフィール」](https://www.rieti.go.jp/users/sato-kiichiro/index.html)
- [経済産業研究所「RIETI イベント配付資料(2015年10月26日)」](https://www.rieti.go.jp/jp/events/15102601/handout.html)
- [政治山「大分県知事選が告示 新人2人の戦い、4月9日投票」](https://seijiyama.jp/article/news/el20230323-6.html)
- [自由民主党「統一地方選前半戦 わが党各地で勝利」](https://www.jimin.jp/news/information/205640.html)
- [自由民主党「自民党 ニュース(大分県知事選関連)」](https://www.jimin.jp/news/information/205498.html)
- [大分県「知事 佐藤樹一郎プロフィール – 大分県ホームページ」](https://www.pref.oita.jp/site/chiji/sato-prof.html)
- [大分県「特集1 力強く歩んでいく大分県へ -佐藤県政スタート- – 大分県ホームページ」](https://www.pref.oita.jp/site/sinzidai/toku1148.html)
- [大分県「佐藤新知事就任記者会見 – 大分県ホームページ」](https://www.pref.oita.jp/site/chiji/kaiken230428.html)

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