七十二候2022はいつ?読み方二十四節気との違いは?

七十二候(しちじゅうにこう)とは、一体どのような意味なのか??気になる方も多いと思います。立春、春分などの言葉は聞いたことがあると思いますが、七十二候とはあまり聞きなれない言葉ですよね。

また、七十二候とよく比べられるのが二十四節気です。一体どこがちがうのでしょうか?

ここでは、七十二候2022はいつなのか?また、その意味と由来、二十四節気との違いなど解説してまいります。

七十二候とは?

七十二候とは一体どんな意味なのでしょうか?

七十二候とは、暦の一つで、歴注上段に記載される季節を表す言葉です。

代表的なものとして、七十二候と二十四節気があります。。

七十二候1年間を約5日ごとに分けたもので、季節の訪れを敏感に感じ取ることができ、作物の収穫を左右する季節に敏感な農業、農作物をつくる方には今でも欠かすことができない暦になっています。

二十四節気とは?

太陽から届く光、日光を軸に、季節をあらわしているのが二十四節気です。

二十四節気とは文字どうり、1年間を24種類の季節にわけた季節語です。

二十四節気は、1年を春夏秋冬の4つに区分し、さらに各季節を6つに分けることでそれぞれの季節に適した名前が付けられています。

では、七十二候はどうなのでしょうか?

七十二候と二十四節気

二十四節気の各24季節をさらに1季節3つにわけたものが、七十二候です。24×3=72です。

七十二候は、各一節気(約15日)を約5日ごとに分けています。

 

七十二候2022

七十二候
二十四節気 No. 名称
立春
初候 2月4日 東風解凍(はるかぜこおりをとく)
東風が厚い氷を解かし始める
次候 2月9日 黄鶯(おうこうけんかんす)
うぐいすが山里で鳴き始める
末候 2月14日 魚上氷(うおこおりをはいずる)
割れた氷の間から魚が飛び出る
雨水
初候 2月19日 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
雨が降って土が湿り気を含む
次候 2月24日 霞始靆(かすみはじめてたなびく)
霞がたなびき始める
末候 3月1日 草木萠動(そうもくめばえいずる)
草木が芽吹き始める
啓蟄
初候 3月6日 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
冬ごもりの虫が出てくる
次候 3月11日 桃始笑(ももはじめてさく)
桃の花が咲き始める
末候 3月16日 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
青虫が羽化して紋白蝶になる
春分
初候 3月21日 雀始巣(すずめはじめてすくう)
雀が巣をかまえ始める
次候 3月26日 桜始開(さくらはじめてひらく)
桜の花が咲き始める
末候 3月31日 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
遠くで雷の声がし始める
清明
初候 4月5日 玄鳥至(つばめきたる)
つばめが南からやってくる
次候 4月10日 鴻雁北(こうがんかえる)
雁が北へ渡っていく
末候 4月15日 虹始見(にじはじめてあらわる)
雨の後に虹が出始める
穀雨
初候 4月20日 葭始生(あしはじめてしょうず)
葦が芽を吹き始める
次候 4月25日 霜止出苗(しもやみてなえいずる)
霜が終わり稲の苗が生長する
末候 4月30日 牡丹華(ぼたんはなさく) 牡丹の花が咲く
立夏
初候 5月5日 始鳴(かわずはじめてなく) 蛙が鳴き始める
次候 5月10日 蚯蚓出(みみずいずる)
みみずが地上にはい出る
末候 5月15日 竹笋生(たけのこしょうず)
竹の子が生えてくる
小満
初候 5月21日 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
蚕が桑を盛んに食べ始める
次候 5月26日 紅花栄(ばにばなさかう)
紅花が盛んに咲く
末候 5月31日 麦秋至(むぎのときいたる)
麦が熟し麦秋[ばくしゅう]となる
芒種
初候 6月6日 螳螂生(かまきりしょうず)
螳螂が生まれ出る
次候 6月11日 腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる)
(腐った草の下から蛍が生ずる)
末候 6月16日 梅子黄(うめのみきなり)
梅の実が黄ばんで熟す
夏至
初候 6月21日 乃東枯(なつかれくさかるる) 夏枯草が枯れる
次候 6月27日 菖蒲華(あやめはなさく)
あやめの花が咲く
末候 7月2日 半夏生(はんげしょうず)
からすびしゃくが生える
小暑
初候 7月7日 温風至(あつかぜいたる)
あたたかい風が吹いてくる
次候 7月12日 蓮始開(はすはじめてひらく)
蓮の花が開き始める
末候 7月17日 鷹乃学習(たかすなわちたくしゅうす)
鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
大暑
初候 7月23日 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
桐の実がなり始める
次候 7月29日 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
土がしめって蒸し暑くなる
末候 8月3日 大雨時行(たいうときどきふる)
時として大雨が降る
立秋
初候 8月7日 涼風至(すずかぜいたる)
涼しい風が立ち始める
次候 8月13日 寒蝉鳴(ひぐらしなく)
ひぐらしが鳴き始める
末候 8月18日 蒙霧升降(ふかききりまとう)
深い霧が立ち込める
処暑
初候 8月23日 綿柎開(わたのはなしべひらく)
綿を包む咢[がく]が開く
次候 8月28日 天地始粛(てんちはじめてさむし)
ようやく暑さが鎮まる
末候 9月2日 禾乃登(こくものすなわちみのる) 稲が実る
白露
初候 9月8日 草露白(くさのつゆしろし)
草に降りた露が白く光る
次候 9月13日 鶺鴒鳴(せきれいなく)
せきれいが鳴き始める
末候 9月18日 玄鳥去(つばめさる)
つばめが南へ帰っていく
秋分
初候 9月23日 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
雷が鳴り響かなくなる
次候 9月28日 蟄虫戸(むしかくれてとをふさぐ)
虫が土中に掘った穴をふさぐ
末候 10月3日 水始涸(みずはじめてかるる) 水が凍り始める
寒露
初候 10月8日 鴻雁来(こうがんきたる)
雁が飛来し始める
次候 10月13日 菊花開(きくのはなひらく) 菊の花が咲く
末候 10月18日 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
きりぎりすが戸にあって鳴く
霜降
初候 10月23日 霜始降(しもはじめてふる) 霜が降り始める
次候 10月28日 霎時施(こさめときどきふる)
小雨がしとしと降る
末候 11月2日 楓蔦黄(もみじつたきばむ)
もみじや蔦が黄葉する
立冬
初候 11月7日 山茶始開(つばきはじめてひらく)
つばきの花が咲き始める
次候 11月12日 地始凍(ちはじめてこおる)
大地が凍り始める
末候 11月17日 金盞香(きんせんかさく) 水仙の花が咲く
小雪
初候 11月22日 虹蔵不見(にじかくいれてみえず)
虹を見かけなくなる
次候 11月27日 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
北風が木の葉を払いのける
末候 12月2日 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
橘の葉が黄葉し始める
大雪
初候 12月7日 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
天地の気が塞がって冬となる
次候 12月12日 熊蟄穴(くまあなにこもる)
熊が冬眠のために穴に隠れる
末候 12月16日 魚群(さけのうおむらがる)
鮭が群がり川を上る
冬至
初候 12月22日 乃東生(なつかれくさしょうず)
夏枯草が芽を出す
次候 12月27日 麋角解(さわしかつのおる)
大鹿が角を落とす
末候 1月1日 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
雪の下で麦が芽を出す
小寒
初候 1月5日 芹乃栄(せりすなわちさかう)
芹がよく生育する
次候 1月10日 水泉動(しみずあたたかをふくむ)
地中で凍った泉が動き始める
末候 1月15日 雉始(きじはじめてなく)
雄の雉が鳴き始める
大寒
初候 1月20日 款冬華(ふきのはなさく)
ふきのとうがつぼみを出す
次候 1月25日 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
沢に氷が厚く張りつめる
末候 1月30日 始乳(にわとりはじめてとやにつく)
鶏が卵を産み始める

コメント

タイトルとURLをコピーしました