十二直(じゅうにちょく)は、古くからある暦の一つですが、一体いつが十二直なのか?月や日にちをしりたいですよね。
また、十二直ときくけど、その意味や由来について、十二直を理解する上では重要だと思います。
ここでは、十二直2022カレンダーを中心し、意味、由来、やってはいけないことなごまとめました。
十二直の意味と由来は?
では、十二直とは一体どんな意味でどんな由来なのでしょうか?
十二直の直という文字は、当たるという意味をもって暦です。
十二直は暦に書かれている歴注の一つであり、歴注を知らない方にお伝えすると、歴注は、運勢を表すものです。
十二直は、日付や干支の次に記載され、中段の暦注に分類され付加されています。
十二直は、北斗七星の柄杓が季節によって指す方角を、十二支に割り当てたものです。
十二直は方位
たつ(建)、のぞく(除)、みつ(満)、たいら(平)、さだん(定)、とる(執)、やぶる(破)、あやふ(危)、なる(成)、おさん(納/収)、ひらく(開)、とづ(閉)、の12個あります。
北極星を中心に天球上が回ることを軸に、方位(十二支による)と組み合せて十二直をがきまる。
方位 | 干支による方位 |
北 | 子 |
北東 | 丑寅 |
東 | 卯 |
南東 | 辰巳 |
南 | 午 |
南西 | 未申 |
西 | 酉 |
北西 | 戌亥 |
十二直 | 吉凶 | 吉 | 凶 |
建(たつ) | 中吉 | ものごとを始めるのに良い日 | 土木工事など |
除(のぞく) | 小吉 | 悪いことを除ける日で種まきや掃除、治療など | 婚礼や旅行 |
満(みつ) | 大吉 |
万物が満ち溢れる日であるけれど、何事も控えめにする方がよい移転や旅行、婚礼などは吉
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平(たいら) | 大吉 |
万事を公平に分け与える日ですべてに吉
特に婚礼は大吉 |
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定(さだん) | 小吉 | 物事が定まる日で種まき、移転、婚礼、売買などは吉 |
訴訟や旅行などは凶
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執(とる) | 小吉 | 万物を執りたつ(裁決する)日で、婚礼、種まき、造作は吉 |
ただし旅行や財産整理などは凶
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破(やぶる) | 大凶 |
この日に戦えば必ず傷つく日で契約や交渉、相談などは凶 婚礼は大凶
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危(あやう) | 大凶 | ただし祝い事や祭礼は吉 |
危険がともなう大凶の日で開店や開業は厳禁
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成(なる) | 小吉 |
物事が成功する日で婚礼、開店、種まき、普請などは吉
特に結納は大吉 |
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収(おさん) | 小吉 | 万物を取り収める日で穀物の取り入れ、買い物、新築などは吉 |
婚礼と見合いは凶
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開(ひらく) | 小吉 | 運が開ける日で入学、開業、造作、婚礼、出張などは吉 |
ただし葬式などは凶
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閉(とづ) | 凶 | ただし墓造り、池の埋め立てなどは吉 | 万事に悪い日 |
十二直の歴史
十二直は昔からつかわれており、飛鳥時代(592~628)から昭和の初期までは、六曜よりも、十二直で日々の吉凶を表していました。十最近では六曜や九星を重視する人が多くなり、以前ほどは使われなくなっている
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