ＴＢＳ系にて来年1月から放送が開始される連続ドラマ「不適切にもほどがある」は、時代を超えた人間関係や価値観の違い、そして運命の出会いを中心に描かれた作品となっています。本作は脚本家宮藤官九郎氏が手がけ、主演は阿部サダヲが務めます。二人の前回のタッグは2019年のNHK大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」以来となります。
あらすじ:
1986年、中学校の体育教師として生計を立てる小川市郎（演: 阿部サダヲ）は、言葉遣いの荒さや不適切な言動で知られる一方、野球部顧問としての役割も果たしています。しかし、その粗野な外見の裏側では、彼は非行に走る娘の行動に日々悩んでいました。その彼がある日、突然2024年の現代にタイムスリップしてしまいます。
この未来の時代、小川はテレビ局に勤務するシングルマザーの犬島渚（演: 仲里依紗）と出会います。渚は現代の価値観やコンプライアンス意識の高まる中でのシングルマザーとしての生活に奮闘しています。二人は時代と環境が異なるものの、次第にお互いに深い絆を感じるようになります。渚は「私もシングルマザーではないけど、母親としての役割を感じながら、小川先生との関係を深めていくのかな」と感じるのでした。
しかし、小川だけがタイムスリップを経験したわけではありません。現代から1986年へと逆のタイムスリップをするのは、社会学者の向坂サカエ（演: 吉田羊）。彼女は性差別やジェンダー問題についての論者として、現代の活動を続けていましたが、昭和の価値観が色濃く残る1986年に飛ばされると、彼女は多くの戸惑いを感じることとなります。
このドラマは、異なる時代の人々が出会い、互いの価値観や生き様に触れながら新たな絆や理解を深めていく様子を描いています。特に、阿部サダヲと宮藤官九郎氏のタッグによるストーリー展開は、過去に「池袋ウエストゲートパーク」や「木更津キャッツアイ」「タイガー＆ドラゴン」といったヒット作を生み出した経験を持つ二人だけに、高い期待が寄せられています。
放送情報:
放送局: TBS系
放送日時: 来年1月 (具体的な日程未定)
放送時間: 金曜・後10時
原作・脚本:
このドラマの原作に関する情報は明示されていませんが、脚本は宮藤官九郎氏が手がけています。宮藤官九郎氏は、過去に多くのヒットドラマを生み出した脚本家として知られています。彼の最後の大作は、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」で、この作品での主演は5年ぶりとなります。
キャスト:
阿部サダヲ：彼は主人公、小川市郎を演じます。小川市郎は1986年の中学校で体育教師として働きながら、荒々しい言葉遣いと不適切な行動を取る野球部顧問としての顔を持っています。同時に、彼は非行に走る娘に苦悩しています。
仲里依紗：犬島渚というキャラクターを演じる予定です。彼女は2024年、コンプライアンスの意識が高まった現代に生きるテレビ局のシングルマザーです。小川との出会いを通じて、2人の間には絆が芽生えていきます。
吉田羊：向坂サカエという社会学者の役を演じます。彼女は現代の価値観を持つ性差別やジェンダー問題の論者として活動していますが、物語の中で1986年にタイムスリップしてしまいます。この昭和の時代での価値観に彼女は戸惑うことになります。
相関図:
小川市郎（阿部サダヲ）: 1986年の中学の体育教師。荒い言葉遣いと不適切な行動が目立つが、娘の非行に悩む父親でもある。彼は2024年にタイムスリップすることになります。
犬島渚（仲里依紗）: 2024年の現代のテレビ局員。シングルマザーとして子育てに奮闘している。小川と出会い、彼との間に絆が生まれる。
向坂サカエ（吉田羊）: 現代の社会学者。ジェンダー問題や性差別についての論者として知られる。昭和の1986年にタイムスリップしてしまう。
今回のドラマ「不適切にもほどがある」は、タイムスリップをテーマにした作品として、現代と昭和の時代を行き来するキャラクターたちの交錯が描かれます。その中での人間関係や価値観の違い、そして時代を超えた絆や愛を描いています。特に阿部サダヲと宮藤官九郎氏のタッグによる作品ということで、ファンからの期待は高まっています。
